優良企業を探せ
東証に上場している企業約3800社中、手元に過去5年の業績データがある2168社から”優良企業ってどれくらいあるのか?”と言う素朴な疑問を検証してみました。
優良企業の私個人の定義:ー
1.商品やサービスに独自の強みがあること。
2.業績が毎年着実に伸びていること。
今はこれぐらいしか思いつきません。(^-^;
判定条件として
1.過去5年間のコア営業利益率で判断
独自の強みがあること=利益率が高い。
今回は20%以上を条件としました。
2.過去5年間、毎年増収・増益であること。
景気の波があっても成長し続ける。
スクリーニングは2.→1.で行いました。
2.をクリアしたのは133社(133/2168=6.1%)
2.&1.をクリアしたのは22社(22/2168=1.0%)
ものづくりの会社は難しいようですね。
サービス業、情報・通信業も企業の概要を見てみると実態はIT企業が多いような気がします。
優良企業なので株価の伸びもすごい?
売上の伸び率と2016年1月と2021年3月の株価比の散布図
35倍ごえの企業は半導体関係で、売上の伸び率が40%を超えているのは
某ゲーム機メーカーです。
次のグラフは外れ値を除いて売り上げの伸びと株価の近似を行いました。
”なんとなく正の相関があるかな。”ぐらいです。
もっと相関があってもよさげ。。
でも株価はいろんな人の思惑が働くのでアップダウンが激しいからな~
だから大儲け出来るのでしょう。
上記のデータをヒストグラムにしました。
平均すると数年で株価が5倍程度になる企業が多かったです。
株価5倍はりっぱなものです。
銀行にお金を預けてもその利子はないのと同じなので、リスクを取っても
投資をする価値はある?
まとめ:ー
投資する側の論理は”売り上げの伸びが大きいからどんどん投資しましょう。”なんて単純なものではないようです。
その時のトレンド(半導体景気、ゲーム機の巣ごもり需要)や知名度(初めて名前を聞く企業が多数あった。)、企業が属している市場などなど、それぞれの投資家なりのロジックがあるのでしょうね。
ただ、今回ヒットした企業は長期保有には向いているかもしれませんね。